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DMデザイン完全ガイド|開封率を上げるおしゃれなダイレクトメールの作り方

DMデザイン

効果的なDM作成において、デザインは開封率と反響率を大きく左右する重要な要素です。どれだけ優れた内容でも、デザインで興味を引けなければ読んでもらえません。

本記事では、DMハガキデザインから封書DMまで、おしゃれで効果的なダイレクトメールデザインの作り方を徹底解説します。DMデザイン参考事例も豊富に紹介しますので、ぜひご活用ください。

 

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目次

  1. 効果的なDMデザインの基本原則
  2. 形態別DMデザインのポイント
  3. おしゃれDMを作る5つの要素
  4. 業種別DMデザイン参考事例
  5. DM作成の実践ステップ
  6. デザインでよくある失敗と改善方法

 

1. 効果的なDMデザインの基本原則

なぜDMデザインが重要なのか

郵便受けから取り出した瞬間、受け手は0.5秒でDMを「読む」か「捨てる」かを判断します。この一瞬の判断を左右するのが、ダイレクトメールデザインです。

データで見るデザインの効果

  • 魅力的なデザイン:開封率60-80%
  • 平凡なデザイン:開封率30-40%
  • 差は2倍以上

つまり、同じ内容でもデザイン次第で反響が倍増するのです。

DMデザインの3大原則

原則1:視認性(見やすさ) パッと見て内容が理解できること。文字サイズ、コントラスト、余白が重要です。

原則2:訴求力(目を引く力) 受け手の関心を一瞬で掴むビジュアル。色使い、写真、キャッチコピーの配置がカギ。

原則3:行動喚起(動かす力) 「今すぐ申し込みたい」と思わせる設計。QRコード、電話番号、返信はがきなど、次のアクションへの導線が明確であること。

2. 形態別DMデザインのポイント

DMハガキデザインの特徴と作り方

はがきDMの強み

  • 開封の手間がなく、確実に目に触れる
  • コストが抑えられる
  • 情報がコンパクトにまとまる

効果的なDMハガキデザインの構成

【表面(宛名面)】
・宛名(個人名で)
・送り主情報
・キャッチコピー(小さく配置可能)

【裏面(訴求面)】
上部:視覚的インパクト(写真・イラスト)
中央:キャッチコピー+本文
下部:CTA(行動喚起)+QRコード

DMハガキデザインのコツ

  1. ファーストビューで勝負 裏面の上半分に最も重要な情報を配置。郵便受けから取り出した瞬間に目に入る部分です。
  2. 色は3色まで メインカラー、アクセントカラー、ベースカラーの3色に絞ることで、洗練された印象に。
  3. 写真は高品質を スマホ撮影でも問題ありませんが、ピントが合っていて明るいものを。暗い写真は印象が悪くなります。
  4. 余白を恐れない 情報を詰め込みすぎると読みにくくなります。適度な余白が高級感と読みやすさを生みます。

封書DMデザインのポイント

封書DMの強み

  • 複数の資料を同封できる
  • 高級感・特別感を演出しやすい
  • 詳細な情報を伝えられる

封筒デザインで開封率を上げる

1. 透けない封筒を選ぶ 中身が透けると安っぽい印象に。特に色付き封筒は高級感が出ます。

2. 手書き風フォントの活用 宛名を手書き風フォントにすると、パーソナルな印象が増し、開封率が15-20%向上します。

3. ティーザーコピーを入れる 封筒の表面に短いキャッチコピーを印刷。 例:「〇〇様だけの特別なご案内」「中身を見ずに捨てないでください」

4. 窓付き封筒の活用 宛名部分を窓にすることで、中の用紙の色やデザインが見え、興味を引けます。

封入物のデザイン構成

【レター(1枚目)】
・挨拶文
・提案内容の概要
・次のページへの誘導

【チラシ・パンフレット】
・商品/サービスの詳細
・写真・図解で視覚的に
・料金表・プラン比較

【返信ツール】
・返信はがき
・申込用紙
・QRコード案内

3. おしゃれDMを作る5つの要素

要素1:配色センス

色彩心理を活用する

  • :緊急性、情熱、セール(飲食、小売)
  • :信頼、安心、誠実(金融、医療、BtoB)
  • :自然、健康、安らぎ(健康食品、エステ)
  • 黄色:明るい、注目、お得感(キャンペーン告知)
  • :高級感、洗練(高級品、不動産)

おしゃれDMの配色例

パターン1:モノトーン+アクセント 白・黒・グレー+ビビッドな1色 →洗練された印象で、高級サービスに最適

パターン2:アースカラー ベージュ・ブラウン・グリーン →ナチュラル志向の商品に適合

パターン3:パステルカラー 淡いピンク・水色・黄色 →やわらかい印象で、女性向け商品に効果的

要素2:タイポグラフィ(文字デザイン)

フォント選びの基本

ゴシック体

  • 視認性が高い
  • モダンな印象
  • キャッチコピー、見出しに最適

明朝体

  • 上品で落ち着いた印象
  • 長文に適している
  • 本文、詳細説明に使用

手書き風フォント

  • 親しみやすさ
  • パーソナル感
  • 挨拶文、メッセージに効果的

フォントサイズの黄金比

見出し:本文の2-3倍
小見出し:本文の1.5倍
本文:10-12pt(印刷物)
注釈:本文の0.8倍

要素3:写真とイラスト

効果的な写真の選び方

  1. 人物写真は笑顔で 人の顔、特に笑顔は最も注目を集めます。
  2. 使用シーンを見せる 商品単体よりも、実際に使っている様子の方が反響率が高い。
  3. Before→After 変化を視覚的に見せることで、ベネフィットが明確に。

イラストの活用法

  • シンプルなアイコン:情報を整理
  • キャラクター:親しみやすさを演出
  • 図解・インフォグラフィック:複雑な情報を分かりやすく

要素4:レイアウトの法則

Zの法則 人の視線は左上→右上→左下→右下の順に移動。 重要な情報をこの流れに沿って配置します。

[ロゴ・社名]     [キャッチコピー]
     ↘          ↓
        [メイン画像]
           ↓
    [本文・詳細]
           ↓
  [CTA(申込ボタン)]

3分割法 紙面を縦横3分割し、交点に重要要素を配置すると、バランスの良いデザインに。

余白の法則 情報量 : 余白 = 6 : 4 余白を十分に取ることで、高級感と読みやすさが向上。

要素5:紙質と印刷仕上げ

紙質で印象が変わる

  • マットコート紙:落ち着いた質感、高級感
  • 光沢紙:写真が鮮やか、インパクト重視
  • 上質紙:ナチュラル、文字が読みやすい
  • 特殊紙:和紙、エンボス加工など、特別感を演出

加工で差別化

  • 箔押し:ゴールド・シルバーで高級感
  • エンボス加工:立体的で触感に訴える
  • 角丸加工:やわらかい印象
  • 折り加工:開く楽しさで興味を引く

 

4. 業種別DMデザイン参考事例

不動産業のDMデザイン

訴求ポイント

  • 物件写真を大きく掲載
  • 価格・立地を明確に
  • 信頼感を演出

デザイン例

【表面】
・高品質な外観写真(全面)
・「新築」「駅徒歩3分」などのタグ
・価格を大きく

【裏面】
・間取り図
・周辺環境マップ
・見学予約QRコード

カラー:紺・白・ゴールド(信頼と高級感)

飲食店のDMデザイン

訴求ポイント

  • 料理写真でおいしさを伝える
  • 限定感・緊急性
  • クーポン付き

デザイン例

【表面】
・シズル感のある料理写真
・「期間限定」「20%OFF」を大きく
・切り取り線でクーポン部分を明示

【裏面】
・メニュー紹介
・店舗情報・地図
・予約QRコード

カラー:赤・オレンジ・黄色(食欲を刺激)

BtoB企業のDMデザイン

訴求ポイント

  • 実績・数字で信頼性
  • 課題解決を明確に
  • 専門性の演出

デザイン例

【表面】
・「コスト30%削減」などの数字
・導入企業ロゴ
・シンプルで洗練されたデザイン

【裏面】
・課題と解決策の図解
・導入事例(具体的な成果)
・無料相談のCTA

カラー:青・グレー・白(信頼と専門性)

美容・エステサロンのDMデザイン

訴求ポイント

  • ビフォーアフター
  • 体験価格の訴求
  • 女性らしさ・高級感

デザイン例

【表面】
・モデルのビフォーアフター写真
・「初回限定70%OFF」
・優雅なフォント使用

【裏面】
・施術内容の説明
・お客様の声
・予約専用QRコード

カラー:ピンク・パープル・ゴールド(女性らしさと高級感)

学習塾のDMデザイン

訴求ポイント

  • 実績(合格者数)
  • 安心感(講師紹介)
  • 体験授業の案内

デザイン例

【表面】
・「合格実績〇〇名」を大きく
・生徒の笑顔写真
・体験授業無料の案内

【裏面】
・カリキュラム紹介
・料金表
・保護者の声
・説明会予約フォーム

カラー:青・緑・オレンジ(信頼と活気)

 

5. DM作成の実践ステップ

ステップ1:ターゲット分析

デザインを始める前に、誰に届けるのかを明確に。

考えるべき項目

  • 年齢層:若年層ならポップに、シニア層なら文字大きめ
  • 性別:男性は直線的、女性は曲線的なデザイン
  • 興味関心:趣味嗜好に合わせた色使い
  • 読む環境:通勤中か自宅かで情報量を調整

ステップ2:訴求ポイントの整理

伝えたいことを3つに絞る

多くを伝えようとすると、何も伝わりません。

例:

  1. 商品の最大のメリット
  2. 今だけの特典
  3. 申込方法

ステップ3:ラフデザイン作成

手書きでOK いきなりPCで作らず、まず手書きでレイアウトを検討。

┌─────────────┐
│ キャッチコピー  │
│                 │
│   写真エリア    │
│                 │
│   本文          │
│                 │
│  [ボタン]       │
└─────────────┘

ステップ4:デザインツールで作成

初心者向けツール

Canva

  • 豊富なテンプレート
  • ドラッグ&ドロップで簡単
  • 無料プランでも十分

Adobe Express

  • プロ品質のテンプレート
  • Adobe製品との連携
  • 無料版あり

PowerPoint

  • 使い慣れたツール
  • 印刷データにも対応
  • 誰でも使える

プロ向けツール

Adobe Illustrator

  • 印刷業界標準
  • 細かい調整が可能
  • 学習コストは高い

Adobe Photoshop

  • 写真加工に強い
  • 高品質な仕上がり
  • 本格的なDM制作に

ステップ5:印刷・発送

印刷のポイント

家庭用プリンター

  • 少量(数十枚)ならコスト安
  • 品質にバラつきが出やすい

ネット印刷サービス

  • 100枚〜がコスパ良い
  • 品質が安定
  • 納期は3-5日

DM発送代行業者に一括依頼

  • デザインから発送まで一貫
  • 大量発送でコスト削減
  • プロの品質保証

 

6. デザインでよくある失敗と改善方法

失敗例1:情報の詰め込みすぎ

NG例

文字がびっしり
画像が小さい
余白がほとんどない
→読む気が失せる

改善例

見出しで区切る
画像を大きく
余白を40%確保
→スッキリ読みやすい

失敗例2:色の使いすぎ

NG例 赤・青・黄・緑・ピンク・オレンジ… →ガチャガチャして安っぽい

改善例 メインカラー1色+アクセント1色+白/黒 →洗練された印象

失敗例3:フォントの統一性がない

NG例 見出しごとに違うフォント →統一感がなく、読みにくい

改善例 ゴシック体1種類+明朝体1種類 →プロフェッショナルな印象

失敗例4:画像の品質が低い

NG例

  • ピンボケ写真
  • 解像度が低くギザギザ
  • 暗い写真

改善例

  • 明るく鮮明な写真
  • 印刷サイズで300dpi以上
  • プロカメラマンに依頼も検討

失敗例5:CTAが分かりにくい

NG例 「詳しくはこちら」だけ 連絡先が小さく目立たない

改善例

【今すぐお申し込み】
↓
TEL: 0120-XXX-XXX(24時間受付)
WEB: [QRコード]大きく配置
LINE: [QRコード]

複数の方法を大きく明示

 

おしゃれで効果的なDMデザインのまとめ

効果的なダイレクトメールデザインは、見た目の美しさだけでなく、「開封される」「読まれる」「行動される」ための設計です。

DMデザインの成功法則

  1. ターゲットに合わせたデザイン 年齢、性別、興味に応じて配色・トーンを変える
  2. 視認性を最優先 おしゃれさよりも、まず読みやすさ
  3. 3秒で興味を引く キャッチコピー・画像で瞬時に訴求
  4. 余白を活用 情報の詰め込みすぎは逆効果
  5. 行動喚起を明確に 次に何をすればいいか一目で分かる設計

プロに任せるという選択肢

「デザインに自信がない」「時間がない」という方は、DM作成から発送まで一括で依頼できるサービスの活用をお勧めします。

  • デザイン提案
  • 印刷・封入
  • 宛名印字
  • 発送代行

トータルでサポートすることで、高品質なDMを低コストで実現できます。

 

DM作成・発送はお任せください

当社では、DMデザイン参考事例をもとに、お客様のビジネスに最適なダイレクトメールをご提案いたします。

サービス内容

  • デザイン相談・制作サポート
  • 高品質印刷
  • 封入・宛名印字
  • 発送代行(少量から大量まで)

デザインから発送まで一括で対応し、効果的なDM施策を実現します。