ゆうメールを利用する際、適切な梱包資材の選択は送料削減と安全な配送の両方に重要です。ゆうメール用封筒や箱の選び方を間違えると、料金が高くなったり、配送中に破損したりするリスクがあります。
本記事では、ゆうメール封筒の選び方から、ゆうメール箱の規格、適切なゆうメール梱包方法、ゆうメール入れ物の種類まで、実践的な情報を網羅的に解説します。
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目次
- ゆうメールとは?基本の理解
- ゆうメール用封筒の選び方
- ゆうメール箱の規格と選び方
- 適切なゆうメール梱包方法
- ゆうメール入れ物の種類と使い分け
- よくあるトラブルと対処法
1. ゆうメールとは?基本の理解
ゆうメールの特徴
ゆうメールは、日本郵便が提供する書籍・雑誌・カタログなどの冊子を送るための配送サービスです。一般的な郵便物より安価で、DM(ダイレクトメール)発送にも広く利用されています。
ゆうメールの主な特徴
- 重量制:1kg以内(規格内)、3kg以内(規格外)
- サイズ制:規格内と規格外で異なる
- 料金:重量とサイズで決まる
- 追跡:オプションで追加可能
- 配達:ポスト投函または対面
ゆうメールで送れるもの
送付可能なもの
- 書籍・雑誌
- カタログ・パンフレット
- DM(ダイレクトメール)
- CD・DVD(ケース入り)
- カレンダー
- 商品見本(条件あり)
送付できないもの
- 信書(手紙・請求書等)
- 貴重品
- 生鮮食品
- 現金
ゆうメールの料金体系
規格内(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内)
150g以内:180円
250g以内:215円
500g以内:310円
1kg以内:360円
規格外(長辺60cm以内、3辺合計90cm以内)
500g以内:350円
1kg以内:460円
2kg以内:560円
3kg以内:710円
規格内の方が安価なため、可能な限り規格内に収めることが送料削減のポイントです。
2. ゆうメール用封筒の選び方
ゆうメール用封筒の基本サイズ
規格内に収まる主な封筒サイズ
角形2号(A4サイズ対応)
- サイズ:240mm × 332mm
- 用途:カタログ、パンフレット、A4冊子
- 厚さ注意:3cm以内に収める
角形3号(B5サイズ対応)
- サイズ:216mm × 277mm
- 用途:B5冊子、薄いカタログ
- メリット:角2より小さく、封入しやすい
長形3号(A4三つ折り対応)
- サイズ:120mm × 235mm
- 用途:DM、案内状、薄い冊子
- メリット:コンパクトで低コスト
洋形長3号(横長封筒)
- サイズ:120mm × 235mm
- 用途:招待状、DMレター
- 特徴:洋風デザインで高級感
ゆうメール封筒の素材選び
クラフト封筒(茶封筒)
- コスト:最も安価
- 強度:十分な強度
- 見た目:シンプル
- 用途:カタログ、書籍、実用DM
白封筒
- コスト:クラフトよりやや高い
- 強度:クラフトと同等
- 見た目:清潔感、フォーマル
- 用途:ビジネスDM、公式書類
カラー封筒
- コスト:白封筒より高い
- 強度:同等
- 見た目:目立つ、印象的
- 用途:販促DM、イベント案内
クッション封筒(エアキャップ内蔵)
- コスト:通常封筒の2-3倍
- 強度:非常に高い
- 見た目:厚みがある
- 用途:CD/DVD、壊れやすい商品
ゆうメール用封筒の購入先
100円ショップ
- メリット:少量購入に最適
- デメリット:サイズが限られる
- 目安:10-20枚入り
文具店・ホームセンター
- メリット:品揃え豊富
- デメリット:やや割高
- 目安:50-100枚入り
通販(Amazon・楽天等)
- メリット:大量購入で単価安
- デメリット:送料がかかる場合も
- 目安:100-1,000枚単位
封筒専門店・業者
- メリット:オリジナル印刷可能
- デメリット:最小ロットあり
- 目安:1,000枚以上
ゆうメール表示の必須事項
ゆうメールで送る場合、封筒に「ゆうメール」と明記する必要があります。
表示方法
【表示位置】
封筒の見やすい場所
(通常は表面の左上または右上)
【表示内容】
「ゆうメール」の文字
(手書き・スタンプ・印刷いずれも可)
【文字サイズ】
見やすい大きさ(推奨:12pt以上)
スタンプの活用 大量発送の場合、「ゆうメール」スタンプを用意すると効率的です。
- 文具店で購入可能
- 価格:500円〜1,000円程度
- インク補充式が便利
3. ゆうメール箱の規格と選び方
ゆうメール箱の基本サイズ
規格内の箱サイズ
最大サイズ:
長辺34cm × 短辺25cm × 厚さ3cm
実用例:
・30cm × 22cm × 2.5cm
・32cm × 24cm × 2cm
規格内に収めることで送料を抑えられます。
規格外の箱サイズ
最大サイズ:
長辺60cm以内
3辺の合計90cm以内
重量3kg以内
実用例:
・40cm × 30cm × 15cm(合計85cm)
・50cm × 25cm × 10cm(合計85cm)
ゆうメール箱の種類
段ボール箱
- 強度:最も高い
- コスト:中程度
- 用途:複数冊子、重い商品
- 購入先:ホームセンター、通販
組み立て式箱(ワンタッチ箱)
- 強度:高い
- コスト:やや高い
- 用途:定型商品の大量発送
- メリット:組み立てが簡単
クリックポスト用箱(流用)
- サイズ:34cm × 25cm × 3cm
- 強度:中程度
- 用途:薄い商品に最適
- メリット:規格内ギリギリサイズ
ネコポス用箱(流用)
- サイズ:31.2cm × 22.8cm × 3cm
- 強度:中程度
- 用途:A4冊子、薄型商品
- メリット:規格内に収まる
ゆうメール箱の購入方法
少量購入(1-50個)
- ホームセンター:豊富な在庫
- 100円ショップ:小型箱のみ
- コンビニ:限定的な品揃え
中量購入(50-500個)
- 通販サイト:価格比較しやすい
- 段ボール専門店:品質が安定
- 梱包資材店:プロ用高品質
大量購入(500個以上)
- 段ボールメーカー:単価最安
- オリジナル印刷可能
- 最小ロット確認が必要
ゆうメール箱のコスト削減
段ボール再利用 通販で届いた段ボールを再利用すれば、コストゼロ。ただし:
- サイズが規格内に収まるか確認
- 古い伝票は完全に剥がす
- 汚れや破損がないものを選ぶ
まとめ買い割引 大量購入で単価が下がります。
10個:@100円
100個:@60円
1,000個:@30円
4. 適切なゆうメール梱包方法
基本の梱包手順
ステップ1:商品の保護
【書籍・冊子の場合】
1. ビニール袋に入れる(水濡れ防止)
2. 角をプチプチで保護(破損防止)
3. 封筒または箱に入れる
【CD/DVDの場合】
1. ケースをプチプチで包む
2. クッション封筒に入れる
3. 隙間に緩衝材を詰める
ステップ2:封入
・商品が動かないように固定
・隙間がある場合は緩衝材を追加
・封筒の場合は折れないように平らに
ステップ3:封緘
・テープでしっかり封をする
・OPPテープ(透明テープ)推奨
・紙テープは剥がれやすいため注意
ステップ4:表示
・「ゆうメール」と明記
・宛名を記入または貼付
・差出人を記入
梱包材の選び方
緩衝材の種類
プチプチ(エアキャップ)
- 用途:壊れやすい商品全般
- メリット:軽量、クッション性高
- コスト:@5-10円/m
新聞紙・クラフト紙
- 用途:書籍の隙間埋め
- メリット:安価、リサイクル可
- コスト:ほぼ無料
エアピロー(空気袋)
- 用途:箱の隙間埋め
- メリット:軽量、クッション性
- コスト:@2-5円/個
発泡スチロールシート
- 用途:精密機器、電子機器
- メリット:軽量、保護性能高
- コスト:@10-20円/枚
水濡れ対策
ゆうメールは配送中に雨に濡れる可能性があるため、防水対策が重要です。
OPP袋(透明ビニール袋)
サイズ:商品より一回り大きいもの
厚み:0.03mm以上推奨
使い方:商品を入れてテープで封
コスト:@3-10円/枚
ビニール袋
用途:書籍・冊子
メリット:安価
注意:薄すぎると破れやすい
防水スプレー(封筒用)
用途:封筒自体の撥水加工
効果:軽い雨なら防げる
注意:完全防水ではない
重量とサイズの測定
重量測定
- デジタルスケール推奨
- 梱包後の総重量を測定
- 規格内なら1kg以内に収める
サイズ測定
【規格内の確認】
長辺:34cm以内
短辺:25cm以内
厚さ:3cm以内(重要!)
【測定方法】
定規またはメジャーで測定
厚さは最も厚い部分を測る
厚さ3cmの確認法
- 3cm厚の隙間を作る
- スムーズに通ればOK
- 引っかかれば規格外
5. ゆうメール入れ物の種類と使い分け
用途別最適な入れ物
書籍・雑誌
最適な入れ物:
・薄い本(1-2冊):クラフト封筒
・厚い本:段ボール箱
・複数冊:段ボール箱
梱包ポイント:
・角をプチプチで保護
・OPP袋で水濡れ防止
・動かないよう緩衝材で固定
カタログ・パンフレット
最適な入れ物:
・A4サイズ:角形2号封筒
・B5サイズ:角形3号封筒
・複数部:段ボール箱
梱包ポイント:
・折れないよう平らに
・厚紙で補強
・防水袋に入れる
CD・DVD
最適な入れ物:
・1-2枚:クッション封筒
・3枚以上:段ボール箱
梱包ポイント:
・ケースをプチプチで包む
・隙間なく詰める
・割れ物注意シールを貼る
DM(ダイレクトメール)
最適な入れ物:
・チラシ類:長形3号封筒
・カタログ:角形2号封筒
・サンプル付き:段ボール箱
梱包ポイント:
・窓付き封筒で宛名表示
・印刷デザインで差別化
・開封しやすい工夫
入れ物のコスト比較
【封筒(100枚あたり)】
長形3号:800円〜
角形3号:1,200円〜
角形2号:1,500円〜
クッション封筒:3,000円〜
【箱(100個あたり)】
小型段ボール:3,000円〜
中型段ボール:5,000円〜
オーダーメイド:8,000円〜
大量購入でさらに単価が下がります。
環境に優しい梱包材
リサイクル素材
- 古新聞:緩衝材として再利用
- 段ボール:通販の箱を再利用
- 紙袋:小型商品の梱包に
生分解性素材
- 紙製緩衝材:エアピローの代替
- でんぷん製袋:OPP袋の代替
- 紙テープ:プラスチックテープの代替
エコラベル表示 「リサイクル素材使用」と記載することで、企業イメージ向上にもつながります。
6. よくあるトラブルと対処法
トラブル1:規格外扱いになった
原因
- 厚さが3cmを超えた
- サイズ測定が不正確
- 膨らみで厚みが出た
対処法
事前確認:
・厚さ3cmゲージで確認
・緩衝材を減らす
・箱を平たいものに変更
発送後:
・不足料金を支払う
・次回から梱包を見直す
トラブル2:配送中の破損
原因
- 緩衝材不足
- 封筒が薄すぎた
- 防水対策なし
対処法
予防策:
・プチプチで十分に保護
・厚手の封筒/丈夫な箱を使用
・「取扱注意」シール貼付
発生時:
・郵便局に連絡
・今後の梱包を強化
トラブル3:返送されてしまった
原因
- 宛先不明
- 受取拒否
- 「ゆうメール」表示なし
対処法
確認事項:
・宛先住所が正確か
・「ゆうメール」表示があるか
・差出人住所が記載されているか
再発送:
・宛先を再確認
・必要事項を全て記載
・再度発送
トラブル4:コストが想定より高い
原因
- 規格外になっている
- 重量オーバー
- 梱包材が高すぎる
対処法
コスト削減策:
・規格内に収める工夫
・軽量化(緩衝材見直し)
・梱包材の一括購入
・梱包作業の外注検討
ゆうメール梱包のまとめ
適切なゆうメール梱包は、送料削減と安全な配送の両立に不可欠です。
成功のポイント
- 規格内を目指す:厚さ3cm以内で送料削減
- 適切な入れ物選び:商品に合った封筒・箱
- 十分な保護:緩衝材で破損防止
- 防水対策:OPP袋で水濡れ防止
- 正確な表示:「ゆうメール」明記は必須
梱包資材の選び方
- 少量発送:100円ショップ・文具店
- 定期発送:通販でまとめ買い
- 大量発送:専門業者・オリジナル印刷
コスト削減のコツ
- 規格内に収める(最重要)
- 梱包材の一括購入
- リサイクル資材の活用
- 梱包作業の効率化
ゆうメールは正しく梱包すれば、低コストで確実に届けられる優れた配送方法です。
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サービス内容
- 最適な梱包資材の選定
- 規格内に収める梱包設計
- 大量の梱包作業代行
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- 梱包作業に時間を取られている
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