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料金別納マーク|デザイン・別納スタンプ・作成方法を徹底解説

大量のDMや郵便物を効率的に発送するには、料金別納マークの活用が不可欠です。切手を一枚ずつ貼る手間を省き、プロフェッショナルな印象を与えられる料金別納マークは、企業の郵便業務を大幅に効率化します。

本記事では、料金別納マークとは何か、別納スタンプの選び方、デザインルール、作成方法、バルク割引の活用まで、実務に役立つ情報を徹底解説します。

 

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目次

  1. 料金別納マークとは?基本の理解
  2. 料金別納マークのデザインルール
  3. 別納スタンプの選び方と購入方法
  4. 料金別納マークの作成方法
  5. ゆうメールバルク割引の活用
  6. よくある質問まとめ

 


1. 料金別納マークとは?基本の理解

料金別納マークの定義

料金別納マークとは、郵便物に表示する「料金別納郵便」の印です。切手の代わりにこのマークを表示することで、郵便局の窓口で一括して料金を支払う「料金別納郵便」として発送できます。

※この記事は、一般的な情報をもとに記載しております。詳しくはお問い合わせください。

 

料金別納マークの役割

  • 切手の代わりとなる表示
  • 料金別納郵便であることを示す
  • 差出郵便局を明示する
  • 企業の信頼性を示す

料金別納マークと切手の違い

項目 切手 料金別納マーク
支払い 事前購入 発送時
貼付 一枚ずつ マーク表示のみ
最低通数 1通から 10通以上
デザイン 固定 カスタマイズ可
在庫管理 必要 不要

料金別納マークが必要なケース

大量発送時

  • DM(ダイレクトメール)
  • 案内状・招待状
  • 請求書・納品書
  • カタログ・パンフレット

定期発送時

  • 月次レポート
  • 会報・ニュースレター
  • 定期刊行物

企業イメージ向上

  • プロフェッショナルな印象
  • ブランディング効果
  • コスト削減のアピール

 


2. 料金別納マークのデザインルール

必須要素

料金別納マークには、以下の情報が必ず必要です:

1. 「料金別納郵便」の文字

必須表記:「料金別納郵便」
英語併記:「Postage Paid」(任意)

2. 差出郵便局名

例:「東京中央郵便局」
例:「渋谷郵便局」
例:「大阪中央郵便局」

注意:実際に差し出す郵便局の名前を記載

3. 承認番号(任意) 大量発送で郵便局から割り当てられた場合のみ。

標準的な料金別納マークのデザイン

基本形(円形)

┌─────────────┐
│   ◯◯◯◯◯    │
│  ◯         ◯  │
│ ◯料金別納郵便◯ │
│  ◯         ◯  │
│   ◯東京中央◯   │
│    ◯郵便局◯   │
│     ◯◯◯◯    │
└─────────────┘

直径:30mm〜40mm

基本形(四角形)

┌─────────────┐
│ 料金別納郵便    │
│                 │
│ 東京中央郵便局  │
│                 │
│ 承認番号 123    │
└─────────────┘

サイズ:30mm × 30mm 〜 40mm × 40mm

サイズ規定

推奨サイズ

最小:25mm × 25mm
標準:30mm × 30mm 〜 35mm × 35mm
最大:40mm × 40mm(それ以上も可)

封筒別の適正サイズ

長形3号:30mm × 30mm
角形2号:35mm × 35mm
はがき:25mm × 25mm

色・フォントの選び方

色の選択

  • 黒:最も一般的、視認性高
  • 紺:フォーマル、落ち着いた印象
  • 赤:目立つ、キャンペーンDM向け
  • 企業カラー:ブランディング効果

NGな色

  • 薄すぎる色(グレー50%以下)
  • 背景と同化する色
  • 蛍光色(読みにくい)

フォントの選択

  • ゴシック体:視認性が高い(推奨)
  • 明朝体:フォーマルな印象
  • 手書き風:親しみやすさ

NGなフォント

  • 極細フォント(読みにくい)
  • 装飾過多なフォント
  • 英字筆記体(読めない)

カスタマイズの自由度

追加可能な要素

✓ 企業ロゴ
✓ キャッチコピー
✓ イラスト・アイコン
✓ QRコード
✓ 郵便種類(「ゆうメール」等)

デザイン例:企業ロゴ入り

┌────────────┐
│ [企業ロゴ]      │
│ 料金別納郵便    │
│ 渋谷郵便局      │
│ キャッチコピー  │
└─────────────┘

注意点

  • 「料金別納郵便」の文字は明瞭に
  • 差出郵便局名を隠さない
  • 他の郵便サービスと誤認させない

 


3. 別納スタンプの選び方と購入方法

別納スタンプとは

別納スタンプとは、料金別納マークを封筒に押印するためのゴム印です。既存の封筒に押すだけで、料金別納郵便として発送できます。

別納スタンプのメリット

  • 既存の封筒が使える
  • 繰り返し使える(数千回〜数万回)
  • 少量〜中量発送に最適
  • 初期コストが低い

別納スタンプの種類

1. ゴム印タイプ

特徴:別途インクパッドが必要
価格:1,500円〜3,000円
耐久性:非常に高い(数万回)
用途:大量発送、長期使用

2. シャチハタ式(浸透印)

特徴:インク内蔵、すぐ押せる
価格:2,500円〜4,000円
耐久性:高い(インク補充可)
用途:頻繁な使用、手軽さ重視

3. セルフインキング式

特徴:自動でインクが付く
価格:3,000円〜5,000円
耐久性:非常に高い
用途:大量押印、プロ仕様

別納スタンプの購入方法

文具店で購入

  • メリット:実物を見て選べる
  • デメリット:在庫が限定的
  • 価格:やや高め

ネット通販で購入

  • Amazon・楽天:品揃え豊富
  • 文具専門通販:カスタマイズ可
  • 価格:比較的安い

ハンコ屋・印刷会社で注文

  • メリット:完全オーダーメイド
  • デメリット:納期がかかる(1週間〜)
  • 価格:やや高い(3,000円〜)

別納スタンプのカスタマイズ注文

指定事項

1. サイズ:直径30mm、35mm、40mm等
2. 形状:円形、四角形、楕円形
3. 内容:
   ・「料金別納郵便」(必須)
   ・差出郵便局名(必須)
   ・企業ロゴ(任意)
4. 書体:ゴシック体、明朝体等
5. タイプ:ゴム印、シャチハタ式等

発注の流れ

1. ネットで「別納スタンプ オーダー」検索
2. デザインを指定(テンプレートあり)
3. 校正確認
4. 注文
5. 1週間〜10日で到着

料金目安

ゴム印:1,500円〜2,500円
シャチハタ式:2,500円〜4,000円
企業ロゴ入り:+500円〜1,000円

4. 料金別納マークの作成方法

自作する方法(Word・Excel)

Wordでの作成手順

ステップ1:図形挿入

挿入 → 図形 → 円(または四角形)
サイズ:30mm × 30mm に設定

ステップ2:テキスト入力

図形をダブルクリック
「料金別納郵便」と入力
改行
「〇〇郵便局」と入力

ステップ3:書式設定

フォント:ゴシック体
サイズ:10pt〜14pt
配置:中央揃え
色:黒または濃紺

ステップ4:保存

PDF形式で保存
または
PNG形式で保存(300dpi以上)

デザインソフトでの作成

Canva(無料)

1. Canvaにログイン
2. 「ロゴ」テンプレートを選択
3. 円形または四角形を選択
4. テキスト入力
   ・「料金別納郵便」
   ・「〇〇郵便局」
5. フォント・色を調整
6. ダウンロード(PNG・PDF)

Adobe Illustrator(プロ仕様)

1. 新規ドキュメント作成(30mm × 30mm)
2. 円形または四角形ツールで枠作成
3. テキストツールで文字入力
4. アウトライン化
5. PDF保存(印刷用)

印刷会社での作成

封筒と同時印刷 最も効率的な方法。封筒を印刷する際、料金別納マークも一緒に印刷します。

料金目安

長形3号封筒(1,000枚)
封筒代:8,000円
印刷代(宛名なし):5,000円
料金別納マーク印刷:+2,000円
──────────────────
合計:15,000円
単価:@15円

メリット

  • 最も低コスト(大量発送時)
  • きれいな仕上がり
  • スタンプ不要

デメリット

  • 最小ロットあり(500〜1,000枚)
  • 郵便局変更時に再印刷が必要

無料テンプレートの活用

日本郵便のサイト 日本郵便の公式サイトには、料金別納マークのテンプレートは提供されていませんが、規定を確認できます。

民間サイトのテンプレート Google検索で「料金別納郵便 テンプレート 無料」と検索すると、無料ダウンロードできるサイトが見つかります。

注意点

  • 差出郵便局名は自分で変更する
  • そのまま使用せず、自社用にカスタマイズ
  • 商用利用OKか確認

 


5. ゆうメールバルク割引の活用

バルク割引とは

バルク割引とは、大量の郵便物をまとめて差し出すことで受けられる割引制度です。ゆうメールでも条件を満たせば割引が適用されます。

一般的な情報をもとに記載しております。詳しくはお問い合わせください。

ゆうメールで利用できる割引制度

1. 広告郵便割引

対象:広告を目的とした郵便物
条件:
・同時に1,000通以上
・承認申請が必要
・同一内容

割引率:15%〜44%

例:180円 → 153円〜(15%割引時)

2. 区分割引

対象:配達局別に区分した郵便物
条件:
・50通以上を区分
・配達局ごとに分けて差し出し

割引率:3%〜8%

例:180円 → 175円〜(3%割引時)

3. バーコード割引

対象:バーコード付きの郵便物
条件:
・バーコードリーダーで読取可能
・規格に準拠

割引率:3%

例:180円 → 175円

広告郵便割引の利用方法

申請手順

ステップ1:承認申請

必要書類:
・広告郵便物承認請求書
・見本1通
・差出予定数

提出先:差出郵便局

ステップ2:承認取得

審査期間:1〜2週間
承認番号が付与される

ステップ3:発送

料金別納マークに承認番号を記載
1,000通以上をまとめて差し出し
割引料金が適用される

広告郵便の条件

  • 広告であること(販促・宣伝目的)
  • 同一内容であること
  • 1,000通以上を同時に差し出し

区分割引の活用法

区分割引のメリット

  • 承認不要(すぐ使える)
  • 50通以上から適用
  • 広告郵便と併用可能

区分の方法

1. 郵便番号順に並べる
2. 配達局ごとに分ける
3. 50通以上のまとまりを作る
4. 結束(輪ゴム等)
5. 「区分別納」として差し出し

手間とコストの比較

区分作業:1,000通で2〜3時間
削減額:180円 × 1,000通 × 3% = 5,400円
時給換算:約2,000円(割に合う)

料金別納と割引の併用

併用可能な組み合わせ

料金別納 + 広告郵便割引 ○
料金別納 + 区分割引 ○
料金別納 + バーコード割引 ○
広告郵便 + 区分割引 ○(さらにお得)

最大割引例

基本料金:180円
広告郵便割引(44%):-79円
区分割引(8%):-8円
──────────────────
実質:93円

削減率:約48%!

現実的な組み合わせ

基本料金:180円
広告郵便割引(15%):-27円
区分割引(3%):-5円
──────────────────
実質:148円

削減率:約18%

 


料金別納マークのまとめ

料金別納マークを正しく活用すれば、大量の郵便物を効率的かつ低コストで発送できます。

料金別納マークのポイント

  1. 必須要素を守る:「料金別納郵便」「郵便局名」
  2. デザイン自由:企業ロゴ・カラーOK
  3. 別納スタンプが便利:1,500円〜で繰り返し使える
  4. バルク割引と併用:最大48%の割引も可能

作成方法の選択

  • 少量〜中量発送:別納スタンプ
  • 大量発送:封筒への印刷
  • 自作:Word・Canvaで無料作成

コスト削減のコツ

  • 広告郵便割引(1,000通以上で15%〜)
  • 区分割引(50通以上で3%〜)
  • 両方併用で最大割引

正しく活用して、郵便コストを削減しましょう。

 


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当社では、料金別納マークを活用したDM発送を一括代行しています。

サービス内容

  • 料金別納マークのデザイン制作
  • 広告郵便割引の申請代行
  • 区分作業(配達局別仕分け)
  • 封入・宛名印字
  • 郵便局への持ち込み

メリット

  • 最大割引で送料削減
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