ゆうメールは書籍やカタログを安く送れる便利なサービスですが、送り方や料金体系が複雑で迷う方も多いのではないでしょうか。定形外郵便との違い、メール便との違い、着払いの可否など、疑問点も多いはずです。
本記事では、ゆうメールの送り方から料金、サイズ・重さの規定、ゆうメール定形外違い、メール便との違いまで、初心者にもわかりやすく解説します。
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目次
- ゆうメールとは?基本の理解
- ゆうメール料金とサイズ・重さの規定
- ゆうメールと定形外・メール便の違い
- ゆうメールの送り方(ポスト投函・窓口)
- ゆうメール着払いの送り方
- よくある質問まとめ
1. ゆうメールとは?基本の理解

日本郵便メール便とは?
「メール便」という言葉がよく使われますが、実は日本郵便には「メール便」という名称のサービスは存在しません。
正式名称と通称
- 正式:ゆうメール
- 旧称:冊子小包(2015年に名称変更)
- 通称:メール便(他社サービスと混同されることが多い)
他社のメール便
- ヤマト運輸:ネコポス(旧クロネコメール便は廃止)
- 佐川急便:飛脚メール便
本記事では、日本郵便の「ゆうメール」について解説します。
ゆうメールで送れるもの
送付可能なもの
- 書籍・雑誌・コミック
- カタログ・パンフレット
- DM(ダイレクトメール)
- CD・DVD(ケース入り)
- カレンダー
- 商品見本(条件付き)
送付できないもの
- 信書(手紙・請求書・契約書等)
- 貴重品・現金
- 生鮮食品
- 精密機器(追跡なしのため非推奨)
信書とは? 特定の人に対する意思表示や通知を内容とする文書。例えば、「お礼の手紙」「請求書」「契約書」などは信書にあたり、ゆうメールでは送れません。
ゆうメールのメリット
1. 料金が安い 定形外郵便より30-50円程度安く送れます。
2. 全国一律料金 北海道から沖縄まで、同じ料金で送れます。
3. ポスト投函可能 郵便局に行かずに発送できます(規格内のみ)。
4. 追跡オプションあり 追跡が必要な場合は、オプションで追加可能です。
ゆうメールのデメリット
1. 追跡がない(標準) どこにあるか確認できません(オプションで追加可能)。
2. 配達日数がかかる 普通郵便と同等で、お届けに2-4日かかります。
3. 配達時間指定不可 時間指定はできません。
4. 信書が送れない 手紙などは同封できません。
2. ゆうメール料金とサイズ・重さの規定
ゆうメールいくら?料金表
規格内(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内)
| ゆうメール重さ | 料金 |
|---|---|
| 150g以内 | 180円 |
| 250g以内 | 215円 |
| 500g以内 | 310円 |
| 1kg以内 | 360円 |
規格外(長辺60cm以内、3辺合計90cm以内)
| 重さ | 料金 |
|---|---|
| 500g以内 | 350円 |
| 1kg以内 | 460円 |
| 2kg以内 | 560円 |
| 3kg以内 | 710円 |
メール便料金の比較
実際には「メール便」は各社で異なりますが、参考として:
【ゆうメール(150g以内)】
規格内:180円
【ネコポス(ヤマト)】
全国一律:210円(契約により割引あり)
【飛脚メール便(佐川)】
153円〜(契約制・法人向け)
一般利用ならゆうメールが最も手軽で安価です。
ゆうメールサイズと厚さの規定
規格内のサイズ
長辺:34cm以内
短辺:25cm以内
ゆうメール厚さ:3cm以内
【実例】
A4サイズ:21cm × 29.7cm
→ 厚さ3cm以内なら規格内OK
規格外のサイズ
長辺:60cm以内
3辺の合計:90cm以内
ゆうメール重さ:3kg以内
【実例】
40cm × 30cm × 15cm = 85cm
→ 規格外でOK
ゆうメール大きさの測り方
長辺・短辺の測定
- 定規やメジャーで測定
- 最も長い辺が長辺
- 次に長い辺が短辺
厚さの測定
- 最も厚い部分を測定
- 膨らみも含めた厚さ
- 3cmゲージ(郵便局にある)で確認推奨
重さの測定
- デジタルスケール推奨
- 梱包後の総重量
- 1g単位で正確に
メール便送料を安くする方法
1. 規格内に収める 厚さ3cm以内にすることで、料金が大幅に安くなります。
2. 重量を抑える
- 不要な梱包材を減らす
- 軽量な封筒を使う
- 150g以内、250g以内のラインを意識
3. 大量発送は契約割引 年間100通以上発送する場合、日本郵便と契約することで割引が受けられます。
3. ゆうメールと定形外・メール便の違い
ゆうメール定形外違い
ゆうメールと定形外郵便の比較
| 項目 | ゆうメール | 定形外郵便 |
|---|---|---|
| 送れるもの | 書籍・カタログ等 | ほぼ全て |
| 信書 | ✕ 送れない | ○ 送れる |
| 料金(500g) | 310円 | 390円 |
| 追跡 | オプション | オプション |
| 補償 | なし | なし |
| ポスト投函 | ○ 可能 | ○ 可能 |
どちらを選ぶべきか?
【ゆうメールを選ぶ】
・書籍、カタログ、DMを送る
・信書を送る必要がない
・料金を安くしたい
【定形外郵便を選ぶ】
・信書を送りたい
・何を送るか迷う(汎用性高い)
・雑貨・衣類など、何でも送りたい
ゆうメール普通郵便違い
普通郵便との比較
| 項目 | ゆうメール | 普通郵便(定形・定形外) |
|---|---|---|
| 用途 | 書籍・カタログ専用 | 手紙・何でも |
| 信書 | ✕ | ○ |
| 料金 | やや安い | 標準 |
| サイズ | 大きめOK | 定形は制限あり |
実際の料金比較(500g)
ゆうメール規格内:310円
定形外郵便(規格内):390円
差額:80円
大量発送なら、この差は大きい
メール便郵送違い
「メール便」と「郵送」の違いについて:
郵送とは 日本郵便を使った送付全般を指します。
- 手紙(普通郵便)
- ゆうパック
- ゆうメール
- レターパック
すべて「郵送」です。
メール便とは 本来は各運送会社の商品名です。
- ヤマト運輸:ネコポス(旧クロネコメール便)
- 佐川急便:飛脚メール便
- 日本郵便:ゆうメール
「メール便で送る」と言う場合、多くはゆうメールを指します。
4. ゆうメールの送り方(ポスト投函・窓口)
ゆうメール出し方の基本手順
ステップ1:梱包
- 商品をOPP袋(透明袋)に入れる
- 封筒または箱に入れる
- しっかり封をする
ステップ2:表示 封筒の見やすい場所に「ゆうメール」と記載
- 手書きOK
- スタンプOK
- 印刷OK
ステップ3:宛名記入
- 宛先住所・氏名
- 差出人住所・氏名
- 郵便番号
ステップ4:料金支払い
- 切手を貼る
- または郵便局窓口で支払い
ステップ5:発送
- ポスト投函
- または郵便局窓口へ持ち込み
ゆうメールポスト投函の方法
ポスト投函できる条件
- 規格内サイズ(厚さ3cm以内)
- 料金分の切手を貼付
- 「ゆうメール」の表示あり
ポスト投函の手順
1. 梱包して「ゆうメール」と記載
2. 料金分の切手を貼る
3. ポストの「その他郵便物」投函口へ
4. 完了
ポスト投函できないケース
- 規格外(厚さ3cm超)
- 大きすぎてポストに入らない
- 料金が不明で切手を貼れない
これらの場合は、郵便局窓口へ持ち込みます。
郵便局窓口での出し方
窓口持ち込みのメリット
- 正確な料金がわかる
- 切手が不要(現金払い可)
- サイズ・重さを測ってもらえる
- 不安な点を相談できる
窓口での手順
1. 梱包して「ゆうメール」と記載
2. 郵便局窓口へ持参
3. 「ゆうメールでお願いします」と伝える
4. 係員が重さ・サイズを測定
5. 料金を支払い
6. 完了
窓口持ち込みが必要なケース
- 規格外サイズ
- 着払いで送る
- 追跡オプションを付ける
- 簡易書留にする
5. ゆうメール着払いの送り方
ゆうメール着払いは可能?
結論:ゆうメール着払いは可能です
ただし、以下の条件があります:
- 郵便局窓口での差し出しが必要
- 着払い手数料:21円(受取人負担)
- ポスト投函は不可
ゆうメール着払いポストでは送れない
ゆうメール着払いは、必ず郵便局窓口での手続きが必要です。ポスト投函では着払いにできません。
着払いの送り方(窓口手順)
ステップ1:梱包 通常のゆうメールと同じく梱包し、「ゆうメール」と記載。
ステップ2:郵便局窓口へ 「ゆうメールを着払いで送りたい」と伝えます。
ステップ3:専用ラベル記入 窓口で「着払いゆうメール」ラベルをもらい、記入します。
- 差出人情報
- 受取人情報
- 内容品(書籍等)
ステップ4:貼付 ラベルを封筒に貼ります。
ステップ5:差し出し 窓口に渡して完了。差出人の料金負担はゼロ。
受取人が支払う料金
基本料金(重さによる)
+ 着払い手数料 21円
【例】250g以内の場合
215円 + 21円 = 236円
簡易書留着払いは可能?
結論:簡易書留は着払いにできません
簡易書留(追跡・補償付き)は、必ず差出人が料金を支払う必要があります。着払いとの併用はできません。
追跡が必要で着払いにしたい場合
- ゆうパック着払い(追跡・補償あり)
- ゆうメール着払い+特定記録(追跡のみ、補償なし)
を検討します。
6. よくある質問まとめ
Q1. メール便いくらですか?
A. 日本郵便の「ゆうメール」の料金は以下の通りです:
規格内(厚さ3cm以内)
・150g以内:180円
・250g以内:215円
・500g以内:310円
・1kg以内:360円
規格外(厚さ3cm超)
・500g以内:350円
・1kg以内:460円
・2kg以内:560円
・3kg以内:710円
Q2. メール便とゆうメールの違いは?
A. 実は同じものです。
- 正式名称:ゆうメール
- 通称:メール便
他社(ヤマト・佐川)にも「メール便」という名称のサービスがありますが、日本郵便では「ゆうメール」が正式名称です。
Q3. ゆうメールと定形外の違いは?
A. 主な違いは以下の通りです:
| 項目 | ゆうメール | 定形外郵便 |
|---|---|---|
| 送れるもの | 書籍・カタログ等 | ほぼ全て |
| 信書 | ✕ | ○ |
| 料金 | やや安い | 標準 |
信書を送らないなら、ゆうメールの方が安くてお得です。
Q4. ゆうメールはポスト投函できますか?
A. 規格内(厚さ3cm以内)で、切手を貼っていればポスト投函可能です。
規格外や着払いの場合は、郵便局窓口へ持ち込みが必要です。
Q5. ゆうメールの厚さ3cmはどう測る?
A. 最も厚い部分を測ります。
郵便局に「3cmゲージ」という測定器具があり、スムーズに通れば3cm以内です。自宅では、定規で測定します。
膨らみも含めた厚さなので、注意が必要です。
Q6. ゆうメールで追跡はできますか?
A. 標準では追跡できませんが、オプションで追加可能です。
特定記録(+160円)
- 追跡可能
- 補償なし
- 受領印不要
簡易書留(+320円)
- 追跡可能
- 5万円までの補償
- 受領印必要
追跡が必要な場合は、これらのオプションを付けます。
Q7. ゆうメールの配達日数は?
A. 差出から配達まで、通常2-4日程度です。
同一県内:1-2日
隣接県:2-3日
遠方(北海道-九州等):3-4日
速達オプション(+320円)で、1日程度短縮できます。
Q8. メール便と郵送の違いは?
A. 「郵送」は日本郵便を使った送付全般を指します。
「メール便」は、その中の一つのサービス(ゆうメール)を指します。
郵送(広義)
├ 手紙(普通郵便)
├ ゆうパック
├ ゆうメール ← これが「メール便」
└ レターパック
Q9. ゆうメールで送れないものは?
A. 以下は送れません:
- 信書(手紙・請求書等)
- 現金・貴重品
- 生鮮食品
- 危険物
特に「信書」は違反すると罰則があるため、注意が必要です。
Q10. ゆうメールは土日も配達されますか?
A. はい、土曜・日曜・祝日も配達されます。
ただし、配達日数は平日と変わらないため、金曜発送の場合、月曜以降の配達になることもあります。
ゆうメール送り方のまとめ
ゆうメールは、正しく理解すれば、書籍やカタログを安く・簡単に送れる便利なサービスです。
ゆうメール送り方のポイント
- 料金を確認:重さとサイズで決まる
- 「ゆうメール」と記載:必須
- 規格内を目指す:厚さ3cm以内で安く
- ポスト投函OK:規格内なら便利
- 着払いは窓口:ポストでは不可
料金を安くするコツ
- 規格内(厚さ3cm以内)に収める
- 重量を抑える(150g、250gのラインを意識)
- 大量発送は契約割引を検討
定形外との使い分け
- 信書なし → ゆうメール(安い)
- 信書あり → 定形外郵便
ゆうメールを正しく使って、送料を節約しましょう。
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- 規格内に収めるノウハウがない
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