下請けDM発送代行でも大丈夫|選ぶべき業者の3つの条件

下請けDM発送代行でも大丈夫|選ぶべき業者の3つの条件

「下請けだから信頼できない」は間違い。選び方次第で、むしろ下請けの方が有利な理由。

DM発送代行業者を選ぶ際、「下請け構造は問題」「直接取引の会社を選ぶべき」という情報をよく見かけます。しかし、この情報は半分正しく、半分間違っています

実は、DM発送代行業界では「下請けをしている会社が必ずしも悪い」わけではありません。むしろ、選び方さえ間違えなければ、下請け案件をこなしている業者の方が「信頼できて、サービスが良い」という場合も多いのです。

今回の記事では、DM発送代行の「下請け構造」の実態と、「下請けDM発送代行でも安心できる業者の選び方」をご説明します。

 


DM発送代行業界の下請け構造とは

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まず、DM発送代行業界の現状を理解する必要があります。

DM発送代行業界の分類

DM発送代行会社は、大きく以下の3つのタイプに分けられます。

  • タイプA:直接取引のみ
    最終顧客と直接取引だけを行う会社
  • タイプB:下請けのみ
    他の発送代行会社や広告代理店からの下請け案件だけを行う会社
  • タイプC:下請け + 直接取引の両方
    下請け案件も受けつつ、直接顧客とも取引する会社

業界の実態として、純粋に「直接取引のみ」という会社はほとんど存在しません。なぜなら、DM発送代行業界の仕事の大半が、運送会社や広告代理店からの下請け案件だからです。

つまり、「下請けをしていない会社を探す」という考えは、業界の現実と合致していないのです。

 

「下請けDM発送代行は危険」という警告の本当の意味

「下請けDM発送代行は問題がある」という情報が流れている理由は、以下の通りです。

⚠️ 問題になるケース

「下請け案件が大半で、直接顧客をほとんど抱えていない会社」の場合、以下の問題が発生する可能性があります。

  • 優先順位の問題
    継続的な大型下請け案件 10万通 vs. 直接取引の小さい案件 1,000通 という場合、資源が限られていると「大きい案件を優先」せざるを得なくなる
  • 専任担当者の不在
    下請け案件中心だと、直接取引顧客に「いつでも連絡できる専任担当者」を配置しづらい
  • 急な対応の難しさ
    下請け案件の納期に追われていると、直接取引の急な変更要望に対応しにくくなる
  • 品質管理の甘さ
    複数の案件が混在していると、ミス・不具合が増える可能性がある

つまり、「下請け案件を『優先する』『重視する』会社は問題である」という点が、本当の問題なのです。

「下請けをしている」という事実そのものではなく、「下請けをどう扱っているか」が問題なのです。

 

逆に、「下請けをしている会社」が有利な理由

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実は、「下請け案件もこなしている会社」を選ぶことには、大きなメリットがあります。

✅ メリット1:「大型案件に対応できる体制」がある

下請け案件で10万通を扱う会社は、大規模な設備と人員体制を備えています。これは、いざという時に「大型案件を急に受けられる」という強みになります。

一方、「直接取引のみ」という会社は、小ロット案件ばかりを扱っているため、大型案件が来ると対応できない可能性があります。

✅ メリット2:「効率化により低コストを実現」している

下請け案件を大量にこなしている会社は、工程を徹底的に効率化し、コストを削減しています。

その効率化のメリットが、直接取引の顧客にも反映されるため、「安く、質高く」というサービスが実現できるのです。

✅ メリット3:「複雑な案件への対応力」がある

下請け案件は「複雑」「急ぎ」「特殊仕様」という案件が多くなります。こうした案件を日々こなしている会社は、「対応力」と「柔軟性」に優れているのです。

実は、これが直接取引の顧客にとって、最も大きなメリットになります。

✅ メリット4:「信頼できる会社との取引がある」

下請け案件をしている会社は、「外注元(広告代理店や他の発送代行会社)からの信頼」を積み重ねています。

なぜなら、下請け案件は「品質が悪い」「納期に遅れる」と、すぐに外注元から外されるからです。つまり、下請け案件を継続的にこなしている会社は「品質と納期で信頼できる」という証拠なのです。

 

「下請けをしている会社」から「安心できる業者」を見分ける3つのポイント

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では、「下請け + 直接取引の両方を行っている会社」から、「本当に信頼できる業者」を選ぶために、チェックすべき3つのポイントを解説します。

✅ ポイント1:「直接取引の顧客に、専任担当者を配置しているか」

これが最も重要なポイントです。

「下請けをしている」「直接取引もしている」という会社の中でも、「直接取引の顧客には専任担当者を配置」しているかどうかで、信頼度が大きく変わります。

チェック項目:

  • 契約後、「あなたの専任担当者は〇〇です」と明確に決まるか
  • その担当者には、いつでも連絡できるか(メール・電話・チャット)
  • 急な変更要望が出た場合、すぐに対応可能な体制か
  • トラブルが発生した場合、その担当者が最後まで責任を持つか

これができている会社なら、下請けをしていても安心です。

なぜなら、「直接取引の顧客のために、人員を配置している」=「直接取引を本気で大切にしている会社」だからです。

✅ ポイント2:「創業年数・取引実績・セキュリティ認定」を確認

創業年数が長い + 取引実績が多い + セキュリティ認定を取得しているという3つの条件を満たしていれば、かなり信頼できます。

チェック項目:

  • 創業から何年経っているか(10年以上が目安)
  • これまでの取引実績は
  • プライバシーマーク(Pマーク)・ISMS認証を取得しているか
  • 官公庁や大手企業との取引実績があるか

これらが揃っている会社は、「下請けをしていても、品質と信頼で実績を積み重ねてきた会社」という証拠です。

✅ ポイント3:「短納期 + 小ロット対応」できるか

下請け案件を大量にこなしている会社は、「急な対応」「複雑な案件」に強いというメリットがあります。

これを逆手に取って、以下の質問をしてみましょう:

チェック項目:

  • 「100部からのDM発送に対応しているか」
  • 「納期は最短何日で対応できるか」
  • 「急な変更・追加対応は可能か」
  • 「複数パターンの同時発送に対応できるか」

これらに「YES」と答える会社なら、下請けで培った「対応力」を直接取引でも発揮できる会社です。

 

実例:下請けをしている会社の方が信頼できたケース

実は、多くの顧客が「下請けをしている会社」を選んで、成功しています。

事例1:短納期が必要なセキュリティ企業の場合

課題:「規格が決まったら即座に配布物を出したい、でも下請けを受けるような業者を検討していた」

結果:下請け案件をこなしている業者を選んだことで、通常3日かかる案件を1日で完成させることができました。理由は、「下請けで急な対応を日々している」からです。

事例2:小ロット × 複数パターンが必要な広告会社の場合

課題:「100~300部の少量案件が多いが、かつ複数パターンを同時発送する必要がある」

結果:下請けで「複雑な複数パターン案件」をこなしている業者を選んだことで、対応できない業者が多い案件をスムーズに処理できました。

つまり、「下請けをしているから安心」ではなく、「下請けで培った対応力を直接取引でも発揮できるか」がポイントなのです。

 

注意:「下請けをしている」が問題になるケース

一方、以下のような会社は避けるべきです。

⚠️ 避けるべき会社の特徴

  • 「下請けが売上の90%以上」 → 直接取引顧客は後回しになる可能性が高い
  • 「専任担当者がいない」 → その場その場での対応になり、齟齬が生まれやすい
  • 「取引実績が少ない」 → 下請けをしている割に実績が少ないのは、品質に問題がある可能性
  • 「セキュリティ認定がない」 → 顧客データを預ける際に不安が残る
  • 「小ロット対応していない」 → 下請けで大型案件ばかりをしており、小ロットに対応できない体制
  • 「急な対応ができない」 → 下請けで忙しく、新規案件の急な対応ができない状態

これらに当てはまる会社は「下請けが中心」であり、直接取引顧客を大切にしていない可能性が高いです。

 

業界の真実:多くの優良DM発送代行会社は「下請けもしている」

休眠顧客の掘り起こし

実は、業界でも「優良」と言われる会社の大半は、下請け案件をこなしています。

理由は以下の通りです:

  • 下請けは「品質テスト」
    外注元(広告代理店など)は非常に厳しいので、下請けをこなす = 品質が高いという証拠
  • 下請けは「効率化の源」
    大量案件をこなすため、工程の最適化が進む → そのメリットが直接取引にも反映される
  • 下請けは「信頼の証」
    継続的に下請けをもらっている = 外注元からの信頼が厚い

つまり、「下請けをしていない」という会社の方が、むしろ「信頼できない可能性」もあるのです。

なぜなら、「業界から信頼される機会がない」「大型案件への対応経験がない」「効率化が進んでいない可能性」があるからです。

 

DM発送代行会社を選ぶ際の最終判断基準

「下請けをしているか」ではなく、「以下の3つを満たしているか」で判断してください:

  1. 直接取引の顧客に「専任担当者」を配置しているか
    → これがあれば、下請けをしていても安心
  2. 創業年数が長く、取引実績が多く、セキュリティ認定を取得しているか
    → 歴史と実績で信頼度が判断できる
  3. 短納期 + 小ロット + 複雑案件に対応できるか
    → 下請けで培った対応力が直接取引でも発揮される

この3つが揃っている会社なら、「下請けをしているかどうか」は気にする必要はありません。むしろ、「下請けで実績を積み重ねた信頼できる会社」と判断できます。

 

岡商店(DM発送代行ドットコム)の場合

岡商店は、以下の条件を満たしています:

  • ✅ 創業50年以上 → 歴史と実績がある
  • ✅ 下請けと直接取引の両方を実施 → 業界での信頼が厚い
  • ✅ プライバシーマーク・ISMS認証取得 → セキュリティ体制が万全
  • ✅ 短納期対応・小ロット対応・複雑案件対応 → 対応力が高い
  • ✅ 専任担当者制度 → 直接取引顧客を大切にしている証拠

つまり、「下請けもしているから信頼できない」のではなく、「下請けで実績を積み重ねた信頼できる会社」なのです。

むしろ、この多様な対応力が、顧客のさまざまなニーズに応えられる理由です。

 

まとめ

「DM発送代行は直接取引の会社を選ぶべき」という情報は、正確ではありません。

重要なのは:

  • 「直接取引のみか」ではなく、「直接取引顧客を大切にしているか」
  • 「下請けをしていないか」ではなく、「下請けで実績を積み重ねているか」
  • 「営業社員がいるか」ではなく、「専任担当者がいるか」

この3つの観点で判断すれば、「下請けもしている会社」の中から、最も信頼できるパートナーを見つけることができます

DM発送代行の選択は、業者の「肩書き」ではなく、「実態」で判断しましょう。

 

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