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料金別納郵便シール|使い方・作り方・メリットを徹底解説

大量のDMや郵便物を発送する際、切手を一枚一枚貼る作業は非常に手間がかかります。そこで便利なのが「料金別納郵便」です。料金別納シールを使えば、切手不要で効率的に大量発送ができます。

本記事では、料金別納郵便シールとは何か、使い方、作り方、メリット・デメリット、デザインの注意点まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。

 

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目次

  1. 料金別納郵便とは?基本の理解
  2. 料金別納シールの使い方
  3. 料金別納郵便シールの作り方
  4. 料金別納のメリット・デメリット
  5. 料金別納郵便の手続き方法
  6. よくある質問まとめ

 


1. 料金別納郵便とは?基本の理解

料金別納郵便の定義

料金別納郵便とは、切手を貼らずに、郵便局の窓口で一括して料金を支払う発送方法です。主に企業や団体が大量の郵便物を発送する際に利用されます。

通常の郵便との違い

項目 通常郵便 料金別納郵便
切手 必要 不要
支払い 事前(切手購入) 発送時(窓口)
最低通数 1通から 10通以上
表示 切手 別納マーク
発送場所 ポスト・窓口 窓口のみ

料金別納郵便が使える条件

1. 最低通数 同時に10通以上を差し出す必要があります。

2. 同じ種類の郵便物

  • すべて同じ料金区分
  • すべて同じサイズ区分
  • 例:すべて定形郵便84円、すべてゆうメール180円

3. 窓口への持ち込み ポスト投函は不可。郵便局の窓口に持ち込みます。

4. 別納マークの表示 封筒に「料金別納郵便」の表示が必要です。

料金別納郵便の種類

料金別納 発送時に窓口で一括支払い。本記事で詳しく解説するのはこちら。

料金後納 月末にまとめて請求・支払い。承認申請が必要で、月間50通以上の発送が条件。

料金計器別納(料金別納計器印) 郵便料金計器(メーター機)を使用。リース契約が必要。

一般的に「料金別納」が最も手軽で、多くの企業が利用しています。

 


2. 料金別納シールの使い方

料金別納シールとは

料金別納シールとは、封筒やはがきに貼る「料金別納郵便」の表示マークです。切手の代わりに貼ることで、料金別納郵便として発送できます。

料金別納シールの形式

1. 印刷タイプ 封筒に直接印刷する方法。大量発送で最も効率的。

2. スタンプタイプ ゴム印で押印する方法。少量〜中量発送に便利。

3. シールタイプ 印刷したシールを貼る方法。少量発送や封筒が決まっていない場合に便利。

料金別納シールの必須要素

料金別納シールには、以下の情報が必要です:

1. 「料金別納郵便」の文字 必ず記載が必要。

2. 差出郵便局名 どの郵便局から出すかを記載。 例:「渋谷郵便局」「東京中央郵便局」

3. 円形の枠(推奨) 直径30mm〜40mm程度の円形が一般的。

4. 郵便種類(任意) 「ゆうメール」「定形郵便物」などを記載することも可能。

表示例

┌─────────┐
│ ◯ 料金別納郵便 │
│               │
│  渋谷郵便局    │
│               │
│  承認番号123  │
└─────────┘

料金別納シールの貼付位置

封筒の場合

  • 表面の右上(切手を貼る位置)
  • サイズ:30mm × 30mm 〜 40mm × 40mm
  • 宛名より上部

はがきの場合

  • 表面の右上
  • サイズ:25mm × 25mm 〜 35mm × 35mm

ゆうメールの場合

  • 表面の見やすい位置
  • 「ゆうメール」の表示の近く

料金別納シールのデザイン自由度

基本ルール

  • 「料金別納郵便」の文字:必須
  • 差出郵便局名:必須
  • 読みやすいフォント:推奨

カスタマイズ可能な部分

  • 色:自由(ただし見やすい色)
  • デザイン:円形以外も可(四角、楕円等)
  • 企業ロゴ:追加可能
  • キャッチコピー:追加可能

NGなデザイン

  • 読みにくい(背景と同化)
  • 小さすぎる(15mm以下)
  • 他の郵便サービスと誤認させる

 


3. 料金別納郵便シールの作り方

自作する方法(Wordで作成)

ステップ1:Wordを開く Microsoft Wordを起動します。

ステップ2:図形を挿入 挿入 → 図形 → 円を選択し、30mm × 30mmの円を描きます。

ステップ3:文字を入力

料金別納郵便

〇〇郵便局

中央揃えで入力します。

ステップ4:書式設定

  • フォント:ゴシック体
  • サイズ:10〜12pt
  • 色:黒または濃紺

ステップ5:保存 PDF形式で保存し、印刷します。

テンプレート活用 インターネットで「料金別納郵便 テンプレート」と検索すると、無料テンプレートが見つかります。

デザインソフトで作成

Canva(無料)

  1. Canvaにログイン
  2. 「ロゴ」または「ラベル」を選択
  3. 円形のテンプレートを選択
  4. 「料金別納郵便」と入力
  5. 郵便局名を追加
  6. ダウンロード(PNG・PDF)

Adobe Illustrator(有料) プロフェッショナルなデザインが可能。印刷会社へ入稿する場合に推奨。

印刷会社に依頼

封筒印刷と同時印刷 封筒を印刷する際、料金別納マークも一緒に印刷してもらうのが最も効率的です。

料金目安

封筒印刷(長3・1,000枚):15,000円〜
料金別納マーク印刷込み:追加3,000円〜

合計:18,000円〜
単価:@18円

大量発送なら、印刷済み封筒の方が結局は安くなります。

スタンプ(ゴム印)を作成

スタンプのメリット

  • 既存の封筒に押せる
  • 繰り返し使える
  • 少量〜中量発送に最適

作成方法 文具店やネット通販で「料金別納郵便 スタンプ」を注文。

料金目安

ゴム印(30mm円形):1,500円〜3,000円
シャチハタ式:2,500円〜4,000円

注文時の指定事項

  • サイズ:直径30mm〜40mm
  • 文字:「料金別納郵便 〇〇郵便局」
  • 書体:ゴシック体

 


4. 料金別納のメリット・デメリット

料金別納のメリット

1. 作業効率が大幅UP 切手を貼る手間がゼロ。1,000通なら数時間の作業削減。

2. 切手購入が不要 事前に大量の切手を買う必要がありません。

3. 料金不足の心配なし 郵便局で正確に計量・計算してもらえます。

4. デザインの自由度 企業ロゴやキャッチコピーを入れられます。

5. プロフェッショナルな印象 大量発送する企業としての信頼感が出ます。

6. 切手の在庫管理不要 切手の紛失・盗難リスクがありません。

料金別納のデメリット

1. 最低10通から 9通以下では利用できません。

2. 窓口持ち込み必須 ポスト投函は不可。郵便局に行く必要があります。

3. 事前準備が必要 別納マークを印刷・貼付する手間があります。

4. 同じ料金区分に限定 84円・94円・120円など、異なる料金が混在すると利用不可。

5. 現金払いが基本 クレジットカード払いは、特定の郵便局のみ対応。

料金別納が向いているケース

おすすめ

  • 月間100通以上のDM発送
  • 定期的な郵便物発送
  • 企業の案内状・請求書
  • イベントの招待状

不向き

  • 少量発送(10通未満)
  • 料金がバラバラ
  • 急ぎで出したい(ポスト投函したい)

 


5. 料金別納郵便の手続き方法

初回利用時の準備

ステップ1:料金別納マークを用意 封筒に印刷、またはスタンプ・シールを準備します。

ステップ2:郵便物を準備

  • 10通以上
  • すべて同じ料金区分
  • 別納マークを表示

ステップ3:郵便局を選ぶ

  • 大きめの郵便局推奨
  • 混雑していない時間帯がベター

窓口での手続き

ステップ1:窓口に行く 「料金別納でお願いします」と伝えます。

ステップ2:郵便物を渡す 係員が通数と重さを確認します。

ステップ3:料金を支払う 計算された料金を支払います。

  • 現金
  • 切手(額面以上あれば可)
  • クレジットカード(一部郵便局のみ)

ステップ4:受領証をもらう 「料金別納郵便物等差出票」を受け取ります。 → 記録として保管

料金計算の方法

料金別納でも、通常の郵便料金と同じです。割引はありません。

計算例

【定形郵便(84円)100通】
84円 × 100通 = 8,400円

【ゆうメール(180円)50通】
180円 × 50通 = 9,000円

割引を受ける方法 料金別納では割引はありませんが、以下で割引可能:

  • 広告郵便物(承認必要、15%〜44%割引)
  • 区分割引(配達地域別に仕分け、数%割引)

6. よくある質問まとめ

Q1. 料金別納シールはどこで買えますか?

A. 市販品はほとんどありません。自作またはスタンプ作成が一般的です。

入手方法:

  • 自作(Word・Canva等)
  • スタンプ作成(文具店・ネット通販)
  • 封筒印刷時に同時印刷

Q2. 料金別納シールのサイズは?

A. 一般的には直径30mm〜40mmの円形です。

サイズの目安:

  • 最小:25mm × 25mm
  • 推奨:30mm × 30mm 〜 40mm × 40mm
  • 最大:制限なし(ただし読みやすさ重視)

Q3. 料金別納は何通から使えますか?

A. 同時に10通以上から利用できます。

9通以下の場合は、通常の切手を貼る必要があります。

Q4. 料金別納でポスト投函できますか?

A. できません。必ず郵便局の窓口に持ち込む必要があります。

Q5. 料金別納郵便の承認は必要ですか?

A. 料金別納郵便は承認不要です。

承認が必要なのは「料金後納郵便」です。混同しないよう注意してください。

種類 承認 支払い
料金別納 不要 発送時
料金後納 必要 月末

Q6. 差出郵便局名は必ず書く必要がありますか?

A. はい、必須です。

実際に差し出す郵便局の名前を記載します。引っ越しなどで郵便局が変わる場合は、別納マークも作り直す必要があります。

Q7. 料金別納でゆうメールも送れますか?

A. はい、送れます。

ゆうメール、定形郵便、定形外郵便、はがきなど、ほぼすべての郵便物で料金別納が利用できます。

ゆうメールの場合の表示:

料金別納郵便

〇〇郵便局

ゆうメール

「ゆうメール」の表示も忘れずに。

Q8. 料金別納と料金後納の違いは?

A. 支払いタイミングと承認の有無が違います。

項目 料金別納 料金後納
承認 不要 必要
最低通数 10通〜 月50通〜
支払い 発送時 月末まとめて
手軽さ 簡単 やや複雑

月間100通以上なら料金後納の方が便利ですが、承認手続きが必要です。

Q9. 料金別納で割引はありますか?

A. 料金別納自体に割引はありません。

割引を受けるには:

  • 広告郵便物として承認を受ける
  • 区分割引(配達局別に仕分け)
  • バーコード割引

これらは別途条件があります。

Q10. 料金別納シールのデザインは自由ですか?

A. 基本的に自由ですが、必須要素があります。

必須:

  • 「料金別納郵便」の文字
  • 差出郵便局名
  • 読みやすいデザイン

自由:

  • 色・形・サイズ
  • 企業ロゴ
  • キャッチコピー

ただし、他の郵便サービスと誤認させるデザインはNGです。

 


料金別納郵便シールのまとめ

料金別納郵便シールを活用すれば、大量のDMや郵便物を効率的に発送できます。

料金別納シールのポイント

  1. 10通以上から利用可:少量発送は不向き
  2. 切手不要で効率UP:貼る手間がゼロ
  3. 窓口持ち込み必須:ポストは不可
  4. デザイン自由:企業ロゴも入れられる
  5. 承認不要:すぐに使える

料金別納シールの作り方

  • 自作(Word・Canva)
  • スタンプ作成(1,500円〜)
  • 封筒に印刷(大量発送向け)

料金別納が最適なケース

  • 月間100通以上のDM
  • 定期的な発送業務
  • 企業の案内状・請求書

正しく活用して、発送業務を効率化しましょう。

 


大量DM発送はプロにお任せください

当社では、料金別納郵便を活用したDM発送を一括代行しています。

サービス内容

  • 料金別納マークのデザイン・印刷
  • 封筒の手配・印刷
  • 宛名印字・封入作業
  • 郵便局への持ち込み
  • 料金支払い代行

メリット

  • 料金別納マークのデザイン制作
  • 大量の封入・発送作業を代行
  • 郵便局との手続きも全てお任せ
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年間数十万通のDM発送実績があり、料金別納郵便を熟知したスタッフが対応します。

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